先月LINEの安全性に関しての記事を書いた(https://higiriyama.org/?p=1459)。
しかし会員の方は先刻ご承知で、もっと先を行っているようだ。
10/15の総合防災訓練に併せて、LINEで安否確認の登録を募集したら、会員の皆さんから多くの登録を戴いた。その一覧を見て「会員の方が先を行っている」という上記の感想を持った次第である。
例えばトーク一覧に出てくるトーク相手の名前は、右図にもあるように多くがニックネームであり愛称である。そして顔写真用アイコンはペットや子供の顔写真が多く、本人の顔写真は殆どない(通常何もしなければトーク相手名にはスマホ所有者の本名が表示される)。
LINEがスッキリ!友だち・トークの整理術まとめ|LINEみんなの使い方ガイド
これだとプライバシーをあまり意識する必要はない。知らない人が見ても本人を特定する情報が何もないからだ。むしろニックネームなどを使うことによりコミュニケーションに親しみやすさを出す工夫をしている。
考えてみれば、日本のLINEを利用している人(月に1回以上使う人)は9,200万人もいる。人口普及率にすると75%になる。高校生以上に限定すると80%を越えるだろう。
これだけ多くの人がLINEを使っているなら、使い方もどんどん進歩する。本名が問題ならニックネームで十分だ。しかもLINEは友だち登録しないと繋がらないから、そういう友だちや家族間では本名は関係なく、通称・愛称で十分なのだ。
一昔前は夜の駅頭でカエルコールして車の迎えをお願いしていたのも、今ならLINEで無料で済む。だからみんながLINを使うようになった。
LINEはプライバシーが問題というのは、その発想自体がもう時代に合わなくなっているような気もする。プライバシーで最低限守るべき所を意識して、必要なものは皆が工夫して使いやすいようにし、楽しむ時代になっていることを痛感する。