日本は台風・地震を含め、災害の多い国だ。だから避難訓練活動が自治会を始め各地で定着している。
日限山自治会でも、毎月1回の定例訓練を実施している。今月は「DIV訓練」を実施した。
DIG訓練
DIG訓練とは、Disaster Imagination Gameの頭文字を取ったもので、災害を想像して対応方法を考える訓練をゲームを楽しむ感覚で学習しようという訓練である。
特に横浜市では「横浜型Dig訓練」と名付けて力を入れている。
例えば、大地震が発生したら、地震直後の安否確認では何に注意すべきか、避難所に避難するとなると「いっとき避難」する場所はあるのか、最終的に小学校に避難する時には何に注意すべきかといった問題をQ&A式に質問してみんなで考える訓練である
具体的には【基本編】として、訓練進行の手引きや訓練用のパワーポイントスライドを紹介している。
上記の横浜市のホームページでは、
さらに【応用編】として「応用編(地域の共助)」と銘打って細かく紹介している。
「地域防災拠点Dig訓練Ver.2「応用編(地域の共助)進行マニュアル(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/chikitaisaku/manual/kyotendigkunren.files/0005_20180913.pdf)
他にも、地域の地図を用意して、その智図上の各地点を話し合って、危険を予測し議論する訓練なども行われている。
HUG訓練
「HUG訓練」とは、Hinanjo Unnnei Gameの略で「避難所運営のためのノウハウ」をゲーム感覚で楽しく学ぶ訓練である。上記横浜市の訓練は、このHUG訓練とDIG訓練の両方をまとめて訓練しようとするものである
横浜市では「地域防災拠点訓練マニュアル」として整備し、各自治体、自治会でも訓練体制を整備し、定期的に訓練を実施している。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/chikitaisaku/manual/kyotenkunrenmanyuaru.files/0001_20180913.pdf
地域からの未来への訓練
私たちの日限山は戸建て住宅と大規模マンションが多くを占めていて、住環境は比較的良好なので、多くの人は日頃大地震が発生する危険を真面目に考えることは少ない。
しかし大災害は何時発生するか分からない。秋の綜合防災訓練に向け、今から「私たちの日限山」にはどういう防災上の課題があるかを考えておくのも良いトレーニング・図上演習になるのではないだろうか。住みよい街だからこそ、私たちの発想の盲点になっている可能性もあるし、油断になっているかも知れない。時にはそういうことを真面目に検討してみることも必要だろう。