<ブログ>【ひぎり―と】【案内】

LINEとメール、どちらが早いか、便利か

皆さんはLINEとメール、どちらが早く届くと思いますか、あるいは便利と思いますか。

以前から多くの人は、メールは自宅のパソコンでしか見ないからLINEの方が早く届くと思っているのではないでしょうか。確かに多くの人はパソコンを毎日使うことは殆どなく、週に1、2度しかパソコンを起動しない人と比べるとLINEの方が早く伝えられると思いがちです。しかし最近では多くの人がメールもLINEもスマホで受信するようになってきたので、LINEもメールも到達時間では差がありません。

●メールやLINEの通信方法

そこで、メールやLINEのメッセージを相手に届ける仕組みを簡単に見てみましょう。

メールやメッセージが送られる手順は下図のようになりますが、基本はすべて同じで、①③⑤の順にメールやメッセージが転送され、相手のスマホの電源が入っている場合、数秒以内に通信が完了するようになっています。パソコンでも同じです。

ポイントは④の着信通知で、メールが届くとスマホに着信通知の連絡をし、スマホのメールアプリのアイコンに受信通知の緑色マークを点灯させてユーザーに知らせてくれます。これによりユーザーが着信を直ぐに気付けるようになり、LINEもメールも殆ど差がなくなりました。

●違いは「使い方」

メールとLINEの使い方の最大の違いは、メールを新規に作成する場合、アドレス帳から相手のアドレスを探すことから始まり、件名や相手の名前の敬称、挨拶文などがあってから本題に入るのですが、LINEでは友だち一覧で相手を選択すると即、メッセージ本文を書くという「手軽さ」が最大の魅力です。しかも相手はQRコードで友達登録した相手ですから、気楽にメッセージによる会話(チャット)を楽しめます。

これに対して、メールは誰にでもメールを送れるというメリットがあるのですが、昔ながらの手紙の風習を残していて、敬語の使い方や表現に気を配ることが多いです。

一方メールは、長文の資料や図表類などの資料を送るのに適しています。LINEではスマホの写真も送れますが、普通は数十文字程度の短文や絵文字が中心です。簡単にいうと、LINEはプライベートな交流のために、メールはビジネス用という位置づけです。

●ビジネスとプライベートの中間領域の通信

このように両者の使い方には大きな違いがあるのですが、最近ではビジネスでLINEを使う動きも活発になってきています。例えばLINEワークスとかチャットワークとかのサービスを会社の中で社員間のコミュニケーションに使う時代です。肩ひじ張らずに気楽に仕事の連絡をしあう雰囲気です。さらには、お客様への特売セールスの広告とそのお問い合わせにLINEを利用しようという動きも出ています。

ですから、一昔前のLINEはプライベートな遊びの世界のチャットツールという見方から大きく変わり、ビジネスとお客様を結びつけるツールとして発展してきています。

自治会活動はビジネスでもなくプライベートでもない中間領域です。自治会では、1日に何10通もメールを送ったりはしないけど、近所付き合いというリラックスした通信・交流を楽しみたい。そういう未来の地域交流の通信手段ということで、今LINEの活用が注目されています。